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イソップの思うツボ

2.0点

監督：

浅沼直也、上田慎一郎、中泉裕矢

出演：

石川瑠華、井桁弘恵、紅甘、斉藤陽一郎、藤田健彦、高橋雄祐、桐生コウジ、川瀬陽太、渡辺真起子、佐伯日菜子

ジャンル：

邦画 / ドラマ / ミステリー・サスペンス

スポットレンタル価格：55円(税込・送料別)help

『カメラを止めるな！』の上田慎一郎ら3人が共同監督を務めた異色作。友だちは亀だけの内気な女子大生・亀田美羽、タレント家族の娘で恋愛体質の兎草早織、父親と復讐代行屋を営む戌井小柚を中心に、予測不能の騙し合いが繰り広げられる。

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イソップの思うツボの作品情報

（作品情報に関するお問い合わせ）

レンタル開始日：

2020-02-05

制作年：

2018年

制作国：

日本

品番：

VPBT-23236

制作：

デジタルSKIPステーション

脚本：

上田慎一郎、浅沼直也、中泉裕矢

収録時間：

87分

メーカー：

バップ

音声仕様：

日：ドルビーデジタル5.1ch／ドルビーデジタルステレオ

特典：

トリプル監督オーディオコメンタリー

色：

カラー

画面サイズ：

シネスコ

作品についているタグ

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イソップの思うツボのレビュー

現在2件のレビューが投稿されています。

レビュー総合評価

★2つ (2.0点)

評価分布

星5つ: (0)
星4つ: (0)
星3つ: (0)
星2つ: (2)
星1つ: (0)

作品の印象

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作品の印象グラフ

2点 2021-05-18 itoya009 (4454)

『カメラを止めるな！』の上田慎一郎が監督ということで、
目いっぱい期待されて公開。
伏線と伏線の回収という、それらしい面白さはあるのですが、
尺が短いこともあり、この先にオチが？と思っていたら、終了。
期待しすぎかもしれないが、凄く物足りない。
深夜ドラマのような感じ。
あ、上田監督だけでなく、「共同監督」だったからか、と納得。

2人が参考になったと評価しています。

2点 2020-12-15 茶雅丸 (1718)

ネクラ女子大生の大作戦映画。

カメ止めの続編が「ハリウッド大作戦」であったが、本作は女子大生による作戦劇といったところ。

ただし前半は好戦的な展開ではなく低調な筋書きとなっており中盤から後半に差し掛かるあたりで意外なパラダイムシフトが起きる。
このあたりが二部仕立て的なカメ止めを踏襲したといえようか。

やや解せないのは三人による共同監督となっているところで、撮影の事情がよくわからないが、私が観た限りでいうと構成だとか安っぽさ（失礼！）からすると上田ムービー色が主軸であるように思われたが、言われてみればオール上田作品ではないようにも思う。そのせいか分からないが雑多な感じがあり方向感だとか隠喩（メタファー）の扱いなどに完成度のあいまいさを残すかたちとなっていた。

ともあれ、この作品の出来はよくない。なにかを狙った実験作であり野心的な失敗作であるという気もする。

イソップとの兼ね合いで「亀」を持ち出すあたりが謎かけであり、捉えようによっては説教臭い感じがしてスマートな作りではない。

これみよがしに亀を持ち出す邦画の類似作が過去に何作かあり、ああまたかという気もするし、今度こそ真打か？という期待感もないわけではないが、言いたいことが分かり過ぎていて、しかもルサンチマンとしかいいようがないヒネクれた復讐譚が単純すぎて酷である。

採点は星二つ。

キャスト的には、久しぶりに出会えた佐伯日菜子だとか、内田春菊の娘だという紅甘などに注目が集まるが、彼女らはただ出演しているだけである。

何か物凄くへんな役を演じているわけでも演技が物凄く良いとか悪いとかではなく、ただ出演しているだけである。

ただ。ひたすら。出番がありさえすれば亀のごとく役者として歩むといった配役たち。

そうなると平べったい、焦点の定まらない群衆劇となりがちで、この作品は主演・脇役の区別こそあるが目立つキャストが探せなくなっている。
その点「カメ止め」は、カメラを止めるな！と叫ぶ男が相当目立ち、主観映像を軸足にして俯瞰すれば群衆を「監督」が引率するかたちで「叱咤激励」できたわけだが本作の主演の女子大生・亀田（石川）はなんとも頼りないか細い役柄でもあり、せいぜい見どころは陰気な性格で「いたいけな彼女」ぐらいであるが、これをあえて不純な路線で打ち砕こうとする大転換が見せ場になるあたりが面倒くさいキャラ像の二転三転である。

思うに、映画づくり全般でいえば監督も役者も、あるいは映画を視る側のわたくし個人も「思うツボ」に嵌っているのかもしれない。

本作品は、ざんねんながら「ツボを押さえている」とか「ドハマりする」ような類いとは思えず、題字とは逆向きにベクトルが作用したかに思える。

ただし寓意の「思うツボ」を持ち出すこと自体は含蓄があり大枠としての発着点は悪くない。コンテンツをどうにかするとオオバケが狙えた実験色がある。

1人が参考になったと評価しています。