突拍子のないところからトンデモ人物が出てきてかき乱した挙句、嵐のように去っていく・・・
これさえなければもどかしさがなかったかもしれません
でも、それがないとラストにはたどりつかないだろうなあ・・・

のんびりゆったりとどうなるのかなー？と気長に待てる方にはいい作品だと思います

全体的になんとなくデジャヴ感をまとった作品だと思いました

最初で片付けなかったことが最後でミヤモトを窮地に追い込みますが、それを変えるミリのミッションで全てが救われたかなと思います
（だから☆は３つ）

あんなに部下を盾にしたり黙らせるため殺したりする人物に残された手下がしっかりついてくるとは思えないですしミゾグチのキャラが突き抜けすぎているかなと感じました

漫画が原作だと言われれば、ああよく役作りしたのかなと思いますが違うようですし・・・

"密偵たちの宴"だけに関して書きます
このシリーズを通して、初めておまささんの感情に任せた声を聞きました
企みをしているときからそれが成功した後まで、ポンポンと
「どうすんのさ！」
「女の私に言われてくやしくないのかい」
などと言われた男衆は下を向くか目を泳がせて・・・

最後の平蔵の言い置きで凍りつく空気をやぶるようにまた話し出すおまささんは手酌でぐいぐい飲み始めてしまいます
それもこれもちょっとした反発心といたずらゴコロから出たものなのでそれを反省しつつ酔えない酒を飲む面々
彼らの行動と気持ちの動きを全て分かっていて追求しない平蔵のいい表情で最後です
ああ、だからこのシリーズは放映されたときもＤＶＤになってからも見ちゃうのよねと思いながら次のシリーズをマイリストに入れました