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DVD セプテンバー11（イレブン）

旧作吹替なし

セプテンバー11（イレブン） 11'09"01

3.8点

監督：

ショーン・ペン、ケン・ローチ、今村昌平、ダニス・タノヴィッチ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、クロード・ルルーシュ、アモス・ギタイ、サミラ・マフマルバフ、ミラ・ナイーブ、ユーセフ・シャヒーン、イドリッサ・ウエドラオゴ

出演：

アーネスト・ボーグナイン、田口トモロヲ、麻生久美子、倍賞美津子、柄本明、市原悦子、役所広司、緒形拳、丹波哲郎、エマニュエル・ラボリ、ジェローム・オリー、ヌール・エルシェリフ、ジャナ・ピーニョ、ウラジミール・ヴェガ

ジャンル：

洋画 / ドラマ / オムニバス

スポットレンタル価格：100円(税込)

2001年9月11日、ニューヨークとワシントンD.C.を震撼させた同時多発テロ事件。この事件と教訓を風化させないため、各国から11人の有名監督が各々の視点による「11分9秒1フレーム」の短編映画を創り上げ、平和へのメッセージと共に描いた感動作。
※本作品は本編中音声のみのシーンがございます。これは製作者の意図によるものでディスク不良ではございません。
※本作品の音声は全て現地の言語を収録しております。吹替音声はございません。

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セプテンバー11（イレブン）の作品情報

（作品情報に関するお問い合わせ）

レンタル開始日：

2003-09-11

制作年：

2002年

制作国：

フランス

品番：

AFD-10346,AFD10346
※お届けするディスクの品番はご指定いただけません。

原題：

11'09"01

収録時間：

134分

メーカー：

東北新社

音声仕様：

多言語（ペルシャ・仏・英・アラビア・ボスニア・ヘブライ・日）：DTS5.1ch／ドルビーデジタル5.1ch

特典：

オリジナル予告編、日本版予告編

色：

カラー（一部モノクロ）

字幕：

日

画面サイズ：

ビスタ

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セプテンバー11（イレブン）のレビュー

現在14件のレビューが投稿されています。

レビュー総合評価

★4つ (3.8点)

評価分布

星5つ: (6)
星4つ: (3)
星3つ: (3)
星2つ: (3)
星1つ: (0)

作品の印象

作品の印象グラフ

5点 2007-08-04 いづみ屋 (2248)

９．１１以降ブッシュ政権はアフガン侵攻、イラク侵攻と反テロ戦争に突入したのだが、政府はともかく個々人のレベルでこれを支持するという声は世界的に高いわけではない。それはある程度アメリカ国内でもいえることだろう。そのことと、事件に巻き込まれた犠牲者を悼むこととは別のことだが－こんな社会的気分の中で作られた映画であり、この映画が作られた後のイラク戦線での膠着状態や行きすぎた反テロ対策などで、批判的意識はより強くなっているから、現在ではもっと受け入れやすい映画となっている。そして個々の作品が映画としてとてもすぐれている。１１人の監督のなみなみならぬ力量を見せているといえる。特にイラン国内のアフガン難民の学校教師と子どもたちを素朴に描いたイラン編、内戦が物心両面に与えた傷跡も生々しい社会を背景としたボスニア・ヘルツェコビナ編、圧倒的な貧困の中で少年たちが「ビン・ラディンを捕まえて賞金を貰おう」と元気に走り回るブルキナファソ編、はいずれも瑞々しく叙情的な映像で感銘を受けた。あまりほめる声がないが、最後の今村昌平の日本編も、「聖戦などというものはない」という明確なメッセージが、聖戦（ジハード）を唱えて自爆攻撃をする側、それを理由に戦争をしかける側、双方に対する庶民レベルからの批判となっていてとても良かった。戦場から生還して精神に異常を来たしてヘビになってしまう田口トモロヲの怪演が光っている。

2人が参考になったと評価しています。

5点 2007-04-20 shojiman (1291)

事件自体の映像の前には、いかなる映像も霞んで見えることは初めから分かってる。しかし、それにもわらず、こんな映画を企画してくれたことを評価して、星五つです。まさか日本はないだろうと思ってたら、最後に登場。ルイビトンのバッグ抱えた女の子が、キャー、チョーコワイと叫んだり、グルメ番組の出演者がトンチンカンなコメントをするのか、ぐらいに思ったら、日本の出征軍人の話。あの話自体は、とてもよく出来ていて、面白いが、９/１１の関係ではチョットネー。「聖戦」にシラケテ見せるんだけど、その辺のアナロジーには引いてしまいました。印象に残ったのは、冒頭のイラン（イランの映画作りにはいつも感心させられます）にイスラエルです。アメリカの、ショーン・ペン、ありゃあ一体ナンジャね。

1人が参考になったと評価しています。

3点 2005-02-14 alfa60 (2883)

サミラ・マフマルバフとアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥだけが見るに値した。企画倒れ。実際の事件が映画として、映像として、完璧だったので、作るだけ損てことさ。サミラ・マフマルバフの作品は、映画として９・１１に関係なく優れているということだ。アレハンドロの作品は、映画として、映像として、完璧だった９・１１への皮肉として、映像を奪ったわけだ。それは正解だ。後は沈黙するか、無視するかだ。

1人が参考になったと評価しています。

5点 2007-06-27 えり (1408)

イニャリトゥ監督作品観たさで借りたのだけれど、全11編中、やはりメキシコ（イニャリトゥ監督作品）が一番良かった。良いと言うか…観て、とても堪えたけれど。２００１年９月１１日の衝撃を再び体験しているような感覚に捉われた。圧倒的、だった。

イスラエル（アモス・ギタイ監督作品）も、風刺というにはあまりに苦いけれど、皮肉が利いててうまいと思う。

ブルキナファソ（イドリッサ・ウエドラオゴ監督作品）は全く違った視点から９．１１を描いていて、いい。唯一、どこかのどかな明るさが感じられる作品だった。

全１１編中、最後の２編、アメリカ（ショーンペン監督作品）と日本（今村昌平監督作品）だけが好きじゃない。前者はどうテーマに関係しているのかがわからないし、後者は教条的なだけで全然心に訴えかけてこない。

Does God's light guide us or blind us?

この言葉が、本当に重い。

3人が参考になったと評価しています。

5点 2007-07-02 オトキチ (3559)

アメリカの正義一色なのかなとも思っていたのだが、さすがはそうは問屋をおろさせないあたりはそれぞれにご立派（１名を除く）。こういうテーマを与えられて、さて、正面から描くのか、搦め手からゆくのかは難しいところで、大体がやはり搦め手から攻めていたのは短編でもあれば致し方なしか。
一番の搦め手は当事国アメリカのショーン・ベンで、当事国だけにどう来るのかと思ったら、そうですか、こう来ましたか。ある意味、脱帽。おれたちにはこういう語りしかできないだろうがという開き直りが凄い。
正面からではメキシコのアレハンドロで、正面からならこれしかないだろうと唸らされた。
クロードはいかにもフランス映画らしいティストで、うまいなあと感服。
最後にわが日本の誰だかがくっついていたが、なるほど平和ボケ日本の監督らしいピントのずれ方は呆れるというか、情けないというか。
ということで、国辱日本の分もふくめて星５つ。

2人が参考になったと評価しています。