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ひとよ

2.5点

監督：

白石和彌

出演：

佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優、音尾琢真、筒井真理子、浅利陽介、韓英恵、MEGUMI、大悟（千鳥）、佐々木蔵之介、田中裕子

ジャンル：

邦画 / ドラマ

スポットレンタル価格：105円(税込・送料別)help

白石和彌監督、佐藤健、田中裕子ら豪華俳優陣の共演によるヒューマンドラマ。土砂降りの雨が降る夜、タクシー会社を営む稲村家の母・こはるは夫を殺めた。それは子どもたち3兄妹の幸せを信じての行動だった。15年後、一家にこはるは帰って来るが…。PG12作品

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ひとよの作品情報

（作品情報に関するお問い合わせ）

レンタル開始日：

2020-06-24

制作年：

2019年

制作国：

日本

品番：

ASBX-6180

制作：

脚本：

原作：

音楽：

収録時間：

123分

メーカー：

アミューズソフトエンタテインメント

音声仕様：

日：ドルビーデジタル5.1ch／ドルビーデジタルステレオ

色：

カラー

画面サイズ：

シネスコ

作品についているタグ

（タグ一覧）

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ひとよのレビュー

現在4件のレビューが投稿されています。

レビュー総合評価

★3つ (2.5点)

評価分布

星5つ: (0)
星4つ: (0)
星3つ: (2)
星2つ: (2)
星1つ: (0)

作品の印象

切ない

作品の印象グラフ

2点 2022-09-27 オトキチ (4117)

このタイトルを私はずっと「人よ」の意だと思っていた。俳句ふうにいえば「人」の詠嘆である。しかしジャケット写真をよく見ると「ひと」と「よ」の間に極小文字の縦書きで「一夜」とあった。ならばなぜそのまま「一夜」あるいは「ひと夜」としなかったのか。そう考えると二重三重の意味を重ねる意図があったのかとも推量した。閑話休題、本編は詰めこみ過ぎの感があった。登場人物Ａのエピソードがあり、Ｂにもある。それくらいならともかくもＣにもＤにもＥにもあってそれぞれのドラマや心情が微妙に絡んだり絡まなかったり。エピソードはどんどん増えて分量が多くなりすぎ、キャパシティーオーバーというか、消化が追いつかなくて、重い話なのに深くはならず、役者たちの怒鳴り声ばかりが響く結果となっていた。詰めこみ過ぎといった所以である。

1人が参考になったと評価しています。

2点 2022-01-11 lovecinema (429)

母の行動が正しかったのか？
本当にそうするしかなかったのか？

DV夫が悪いとは思うけど
もっと手段はあったよね？

助言を受けられない
助けを求めることもしない・・・できない環境が悲しい

殺人を犯してまで手に入れたかった自由。
結果、
自分の手で自由を奪ってしまってることに気付いているのか？

最後まで、自分は間違っていないと言い張る母の姿がなんとも言葉にならない。

「ただの夜ですよ」
まだ人生は続く。
未来に光はあるのか？

1人が参考になったと評価しています。

3点 2020-06-23 いづみ屋 (2696)

主演の田中裕子を始め、松岡茉優、鈴木亮平、佐々木蔵之介、韓英恵など出演した役者が、脇役も含めて、みんなよかった。風力発電設備が多数並ぶ茨城県大洗の景色とか、タクシー会社が舞台になっているために、多く出てくる自動車の走るシーンとか、映像もとてもいいと思った。ただ3人の子どもたちに暴力を振る夫をタクシーで轢いて殺した母親が15年ぶりに帰ってきてまた子どもたちと暮らし始めることによる兄弟間の葛藤とか、母親のことをネタに記事を書いて名を上げようとする売れないライターの末っ子とか、これが寓話的な作品ならいいが、迫真的リアリズムを強調する映画だったので、作り物めいた感じがしてた。また、結局は「親の因果が子に報い」といった、ありふれた筋書きであるところにも、やや不満を感じた。

3人が参考になったと評価しています。

3点 2021-01-05 茶雅丸 (1718)

一夜の事件から１５年後に起きた一家のドラマ。

主演はどうやら母親役の田中裕子のようだが息子や娘などを準主役として配置した家人の顔ぶれとなっていた。
陰鬱な事件性だがスラップスティックともいえるファミリープロットであり正義の是非については何とも言い難い。
緊急回避的な行動であり冤罪なのか。いやしかし確信犯的な加害であるのか。容易には明かされない動機だが根底に「母性」が働く余地があるという筋書きであろうと思う。

白石監督の過去作品のラインナップからして狂気（マッド）を織り込んだ路線だが本作は他作品に比べると比較的穏やかな展開だ。
マッド的な場面も一部見受けられるし問題シーンとしか思えない不快な場面もあり、なにもかも穏やかで平凡なつくりではない。

観続けていくうちに兄弟と妹たちの結束が微笑ましく感じられたり、田中が得意とする肝っ玉かあさん的な母性の発露なども視認でき、どの人物も芝居が上手であり非の打ちどころがないかに思える。

しかしながらイマイチ垢抜けないところがあり物足りなさもある。

観始めて直ぐに気付くこととして「貧乏映画」の類いとしてドン臭いということだ。

ただし。タクシー会社を経営する一家ということで極貧の類いではないと次第に明かされていくのだが、そうはいっても零細経営なので貧乏映画の誹りはどうしても付きまとい、そこが「日の当たらない光景」の見せ場として長所であるが、ありがちな貧乏家庭ということならば昭和期に嫌というほど量産された系譜なのである。

しかしそれでは２時間映画として間が持たないがゆえに刑事事件をぶち込むわけだが、事件後のエピソードを綴ることに、はたしてどのような意義があるのかについては疑問符を足したくなる。

採点は星三つ。
本作品はある種のシングルマザー的な「家族愛」を描いたヒューマンドラマとしては佳作の部類。
けれども刑事事件の犯罪映画としては「ゆるい」作品のノリであり一部ユーモアをまじえるところなんかは失笑すら買う恐れありだ。
家族映画としては出来が悪くはないが画期的な趣向があるわけではない。問題となる「ひとよ」の出来事について身内で悶着をしあうだけともいえ馬力のある作風とも思えない。差し引きすると中間点の星三つが妥当だろう。

1人が参考になったと評価しています。

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白石和彌×切ない佐藤健×切ない鈴木亮平×切ない

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