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人魚の眠る家

3.4点

監督：

堤幸彦

出演：

篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎、川栄李奈、山口紗弥加、田中哲司、斉木しげる、大倉孝二、駿河太郎、ミスターちん、遠藤雄弥、利重剛、稲垣来泉、斎藤汰鷹、荒川梨杏、荒木飛羽、田中泯、松坂慶子

ジャンル：

邦画 / ミステリー・サスペンス / ドラマ

スポットレンタル価格：60円(税込・送料別)help

東野圭吾のミステリー小説を堤幸彦監督、篠原涼子、西島秀俊主演で映画化。離婚寸前の夫婦・薫子と和昌の下に、娘がプールで溺れて意識不明になったという悲報が届く。脳死状態になった娘を前にふたりは究極の選択を迫られ、ある決断を下す。

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この作品には、Blu-ray版もあります: 【Blu-ray】人魚の眠る家

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人魚の眠る家の作品情報

（作品情報に関するお問い合わせ）

レンタル開始日：

2019-05-22

制作年：

2018年

制作国：

日本

品番：

DASH-9032

制作：

脚本：

原作：

音楽：

収録時間：

120分

メーカー：

フジテレビジョン

音声仕様：

日：ドルビーデジタル5.1ch／ドルビーデジタルステレオ、日（バリアフリー）：ドルビーデジタルステレオ

特典：

特典映像

色：

カラー

字幕：

日（バリアフリー）

画面サイズ：

シネスコ

作品についているタグ

（タグ一覧）

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人魚の眠る家のレビュー

現在5件のレビューが投稿されています。

レビュー総合評価

★3つ (3.4点)

評価分布

星5つ: (0)
星4つ: (2)
星3つ: (3)
星2つ: (0)
星1つ: (0)

作品の印象

作品の印象グラフ

4点 2019-06-16 petario (987)

東野圭吾氏の原作なので、ミステリーかと思ってレンタルしましたが、「人の死はどこで区切りをつけるのか」について問題提起した深い作品でした。でも、答えを求めているわけでもなく、誰も答えられない問題だと思います。「あんな風に生かされて可哀想」と思う気持ちもありますが、家族にとって人の死が受け入れられるときが、その人の死なんじゃないかと、自分自身は少し感じました。

篠原涼子も西島秀俊の演技も圧巻。また、田中泯や松坂慶子など、脇を支える俳優さんたちの演技も光ります。個人的には、田中哲司のお医者さん役もよかったと思います。すごく感動する作品ではないけど、問題を観るものに畳みかけるように問いかけ、そして自分自身で考えてください的なプロットは、押しつけがましくなく、スンナリと心に入ってきました。

なぜか雨の映像が多いですが、お花や自然もたくさん画面に出てきて、綺麗な撮り方だなと思いました。音楽も静かなものばかり。子役たちの笑顔にも癒されました。エンディングの曲がちょっと本編にミスマッチだったのが惜しい点です。

家族を愛しているからこそ、狂気へと走る人間…その果てには？生命の尊厳について考えたとき、この作品はその思考に必ずヒットします。子供がいる方もそうでない方にもおススメしたい逸品です。

1人が参考になったと評価しています。

3点 2019-10-29 あきぴー (1577)

原作未読。
なかなか重たい話です。
どうでも良いですが、私は、脳死は人の死だと思っており、臓器提供カードも持っています。

4点 2019-07-24 fatman1958 (2338)

ミステリーとは言えないでしょう。
なんとか言う技術で脳死の人間の筋肉を動かすというＳＦ的な演出もありますが、原点は「脳死は『死』なのか？」にあります。
脳死が既に死なら、物理的に殺しても殺人ではないのか？
非常に重い問いかけをした作品ですね。

3点 2019-06-07 まあちゃん (2053)

芸達者なメンメンを揃えて、脳死の娘をめぐる家族の葛藤を描く東野圭吾のベストセラー小説の映画化。
さすがテクニシャン堤幸彦監督だけあって、これ以上は望めないほぼ完璧な出来。
手持ちカメラのユラユラ映像と、ここぞと言うところの固定カメラの使い分けの切り替えも素晴らしく、やはり「映画」を
感じさせるカット割りと相まって、TVドラマなどとは一味違う内容の濃いドラマ作り。
篠原涼子の狂気熱演もイイし、アルマーニ男西島秀俊の抑えた演技が渋く、メガネの坂口健太郎も一途な姿が好印象、
特にほぼ出ずっぱり役柄のせいか松坂慶子が光る。
・・・だが、「TRICK」や「SPEC」の堤幸彦はどこへ行ってしまったのだろう。
日本映画界で、この人ぐらいしかいないセンスの貴重な持ち主、バカバカしいギャグやコメディと言えないくらいの堂々とした
楽屋オチネタ、ほとんど人を食ったような珍奇なストーリー、それらははたしてどこへ・・・
吉永小百合映画なのに、ちょっとヘンだった「まぼろしの邪馬台国」はともかく、数ある「はやぶさ」映画の中でも
群を抜いた質をもつ「はやぶさ/HAYABUSA」あたりからテクニックが冴えわたり、逆に独特の面白味がなくなってしまった。
原作はともかく、このような子供の脳死テーマだったら、ちょっとマトモなTVドラマ演出家あるいは黒澤明（笑）でも
監督できる。つまらない「賞」など狙わず、堤監督にはセンスを具現できる俳優、野際陽子はすでにいないが、まだ
仲間由紀恵や阿部寛あるいは戸田恵梨香や竜雷太なども居るのだから、もうひと頑張りしてスゴい映画を撮ってもらいたい。
あえて星ひとつ減。

3点 2019-10-07 茶雅丸 (1718)

水難事故に遭った娘を看護する脳死をめぐる家族ドラマ。東野圭吾原作。

確かにこれはミステリではない。
ミステリといっても様々だが、たとえば真犯人像を考え込ませるよ
うな推理劇の類いではない。
ただし後半部にかけては予期できない若干の「事故の真相」が暴かれる。
出だしも少なからずミステリアスな展開ではある。

この作品は最初から最期までかなり真面目に脳死問題を綴っている。

では映画の中心軸は脳死だけなのか？というと、そうではないようだ。

原作者の東野氏には離婚歴があって、かつての妻への思い入れ（反省を含む）が作品に託されている
ようにも思えたし、映画を観終わってみれば「家族」を描いた作品であった。

作品の中心的話題は脳死であるが、映している事柄は脳死問題を通じた家族の恢復の過程である。

芝居については配役が適切に思え、なかでも母親を演じる篠原が後半にかけて迫真の演技である。

西島は淡々としている夫の役だが、社長の役でもあり冷静さを失わない分析的な態度を示す。
二代目のボンボンのような役どころが西島のキャラに似合っている。

祖母役の松坂も好評だったようで、眠り姫のような子役も健気に映っているから一役かっている。

子役の見事な泳ぎのシーンがあり芸達者である。

坂口もいいし、彼女役の川奈もいい。

つまり全般的にキャストが優れているから人物に安定感がそなわる。

最初に断ったように本作はいわゆるミステリ作品ではない。

ミステリではないが、けれどもこれが「東野ミステリ」と呼ばれるものだ。

成程これが人魚かという意識がもてれば東野ミステリの真髄に達するはずだ。

採点は、全般的に良質という印象を受けたが、謎解きなどに限界があり、物語が
平行線をたどるところが全般的に見応えを失っているようにも思えた。
そのため星四つには手が届かなかった。

常にハラハラ、ドキドキ、ワクワク。謎が謎を呼び、スリルと昂奮が。という
展開ではけしてない。

そのぶん、じっくりと脳死問題だとか養育問題に向き合い、観ればそれなりに考えさ
せられる真面目な作風だと知れる。やや古めかしいブルジョワ的な家庭像ではあった
が家族愛がふんだんに描かれている佳作の類いであろう。

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堤幸彦×ためになる篠原涼子×ためになる西島秀俊×ためになる

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