DVDレンタル > 邦画 / ドラマ > 共喰い

旧作

共喰い

3.2点

監督：

青山真治

出演：

菅田将暉、木下美咲、光石研、田中裕子、篠原ゆき子

ジャンル：

邦画 / ドラマ

スポットレンタル価格：55円(税込・送料別)help

第146回芥川賞を受賞した田中慎弥の同名小説を青山真治監督が映画化。暴力的な性癖を持つ父の忌まわしい血を受け継いだ男子高校生と、彼を取り巻く本音を隠し強かに生きる女たちの姿を描いた人間ドラマ。主演は『仮面ライダーW』の菅田将暉。R-15作品

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共喰いの作品情報

（作品情報に関するお問い合わせ）

レンタル開始日：

2014-03-05

制作年：

2013年

制作国：

日本

品番：

MPD-10331,MPD10331P
※お届けするディスクの品番はご指定いただけません。

脚本：

荒井晴彦

原作：

田中慎弥

音楽：

青山真治

収録時間：

102分

メーカー：

ミッドシップ

音声仕様：

日：ドルビーデジタル5.1ch

色：

カラー

画面サイズ：

シネスコ

作品についているタグ

（タグ一覧）

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共喰いのレビュー

現在13件のレビューが投稿されています。

レビュー総合評価

★3つ (3.2点)

評価分布

星5つ: (1)
星4つ: (3)
星3つ: (7)
星2つ: (1)
星1つ: (1)

作品の印象

作品の印象グラフ

3点 2015-02-14 いづみ屋 (2631)

主人公菅田将暉が、高校生時代を回想する映画であるというところで1970年代の名作「祭りの準備」を思わせるのだが、そういう映画はほかにいくらでもあるだろう。時代背景が昭和の終わりの頃、平成の始まりをもって終わるのであり、そういうレトロな九州か山口県あたりの漁港の風景が、それらしいノスタルジックな映像で描かれている。そこはなかなか良い。しかし、それにしても、暴力とかセックスとか、遺伝する暴力性とか、大地のように力強く生きる母親（「サッドヴァケイション」の石田えりが、この映画の田中裕子と相似形のように重なる）とか、いつもながらの青山真治の作品世界と感じられて、青山は、いつもこんな同じような映画を作っていて面白いのか、と思ったのだった。若い菅田将暉（「そこのみにて光り輝く」にも出ていた。）とその恋人役木下美咲が才能を感じさせる。

2人が参考になったと評価しています。

1点 2015-10-20 あきぴー (1468)

救いようがなくて、しょうもない映画。
このな映画を公開する気が知れない・・・

1人が参考になったと評価しています。

3点 2014-03-22 茶雅丸 (1718)

父親ゆずりの性衝動に苛む１７歳の男と女たちの夏祭ドラマ。

原作は都知事閣下がどうのこうのと放言して話題をさらった著者の小説である。

相手も作家。こちらも作家。いちいち発言が「喰ってかかっている」。
ゆえに、まさに共喰いともいえる会見が目だった。

映画では性衝動の強さが描かれる。
うだるような夏の暑い感覚に満ちていて薄気味悪い背徳のムード感が漂う。

問題の渦中である父親は下半身に節度がない男であり不愉快である。罪悪感を問うても無駄なようで、息子の母親がでてくるが父親については恨み節をはいている始末。

性は本来、生命に命を吹き込み、一家に繁栄をもたらす。
ところが本作は繁栄どころか暴力の介在によって家庭は崩壊せざるをえない局面をむかえる。

若者の倒錯した性を描いた過去の邦画は幾つかあった。斬新さでいえば「月光の囁き」が思い浮かぶ。

本作は社会の禁忌に踏み込んだ感があるが想像を絶するような過激な場面は観られない。繰り返し映されるバスのシーンはなんだろうか。このバスの光景は青山監督の「ユリイカ」を観た人ならピンときそうだが。

4人が参考になったと評価しています。

4点 2014-03-08 ryugen (4355)

赤裸々なセックス描写が多いけれど"血の宿命"といった部分がよく描写され
おり非常に良かった。もちろん芥川賞に輝いた田中慎弥の原作がいいのだろ
うけど、青山真治監督の演出、登場する役者陣の演技と、それぞれに隙がな
く非常にバランスのいい作品に仕上がっていると思う。そのためか、下手す
ると不快感を催すバイオレンスな展開になるところを、不思議に物静かで、
人間の逞しささえ感じられる雰囲気に引き込まれてしまうという感じである。
抑えることのできない性衝動、男女が惹かれあう不可解の繋がりは、きっと
頭では理解できない超えた部分に存在しているのだろう。

4人が参考になったと評価しています。

3点 2014-03-18 DVDあかり (1909)

冒頭、ナレーションで一気に説明してしまうやり方は映画的にはどうなのだろう。。。。
と最初は思っていたのが、観終えて、そこんとこさっさと手際よく処理しておかないと
作品世界を表現・描写する肝腎の「間」の時間がとれなくなってしまったのだと納得した。
ただ、主人公の男子高校生遠馬が大人になってからの回顧だからということなのか、
そこに父親円役の光石研の声を使ったということには違和感があった。
昭和の終わり、平成の始まりという時代なのだが、
私にはこれがもっと昔、60年代とか70年代の物語に感じられた。
そう私が感じてしまうのは、私には戦後経済成長の波からこぼれ落ちた人々を
あまりよく見ることもなく成長してしまったからなのかもしれない。
決して肺の中に吸い込みたくないのだが否応もなくどぶ川のぷーんとする匂いを
感じてしまうような感じ、そして、何よりも10代半ば頃の突き上げるような性的衝動を
生々しく思い出させ、気がついたら勃起していた（恥ずかしい）。
円遠馬の父息子の物語であるのだが、同時に、それを取り巻く3人の女、
別居する母仁子（田中裕子）、父の愛人で同居する琴子（篠原友希子）、
遠馬の恋人千種（木下美咲）の3人のありようのさりげない描写、逞しさ、見応え有り。
特に田中裕子は巧い女優だと改めて感じ入った。

2人が参考になったと評価しています。

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青山真治×怖い菅田将暉×怖い木下美咲×怖い

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