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Blu-ray 【Blu-ray】舟を編む

旧作

【Blu-ray】舟を編む

3.7点

監督：

石井裕也

出演：

松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華、渡辺美佐子、池脇千鶴、鶴見辰吾、宇野祥平、又吉直樹、波岡一喜、森岡龍、斎藤嘉樹、麻生久美子、伊佐山ひろ子、八千草薫、小林薫、加藤剛

ジャンル：

邦画 / ドラマ

スポットレンタル価格：55円(税込・送料別)help

松田龍平、宮崎あおいの共演で、三浦しをんの同名小説を映画化した感動ドラマ。出版社勤務の馬締光也は言葉に対する天才的なセンスを見出され、辞書編集部に異動になる。個性派揃いの辞書編集部の中で、馬締は辞書編纂の世界に没頭していく。

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この作品には、DVD版もあります: 舟を編む

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【Blu-ray】舟を編むの作品情報

（作品情報に関するお問い合わせ）

レンタル開始日：

2013-11-08

制作年：

2013年

制作国：

日本

品番：

SHBR-9197

脚本：

渡辺謙作

原作：

三浦しをん

音楽：

渡邊崇

収録時間：

133分

メーカー：

アスミック・エース

音声仕様：

日：DTS-HD MA5.1ch／DTS-HD MA2.0ch、日（視覚障害者用）：ドルビーステレオ

特典：

予告編集（特報・予告・TVスポット）

色：

カラー

字幕：

日（聴覚障害者用）

画面サイズ：

ビスタ

作品についているタグ

（タグ一覧）

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【Blu-ray】舟を編むのレビュー

現在3件のレビューが投稿されています。

レビュー総合評価

★4つ (3.7点)

評価分布

星5つ: (0)
星4つ: (2)
星3つ: (1)
星2つ: (0)
星1つ: (0)

作品の印象

作品の印象グラフ

3点 2013-11-12 茶雅丸 (1718)

辞書編纂に取り組む真面目男の語釈物語。

話しは90年代半ばまで遡る。作中の辞書は架空のものだが原作者が岩波編集部を取材しており「広辞苑」がモデルと言われている。またエンドロールを参照すると三省堂の協力を得ていることが分かる。

広辞苑とか大辞林とか、それが何なのか知らない人でも国語の辞書がどのように作られているのかが映画を観れば分かる作りとなっている。この映画をみると辞書というだけで頭ごなしに良書と決め付け美化されているような雰囲気を感じる。この辺りはシビアな読書人たちなら多少疑問をはさむ余地があるだろう。

映画の冒頭付近で描かれるのは紙媒体と電子媒体との狭間で揺れ動く架空の出版社の辞書編集部である。ウインドウズ９５のブームが生じた頃であるから辞書の編纂どころではなくて、やがて出版界そのものが電子化の波にさらわれて苦境に立たされるのではないかと恐れられていた時期だ。

長い歳月を費やす辞書を完成させたところで社のお荷物になりかねない。しかしたとえ利益がでずとも辞書も刊行できない出版社なんて情けなくて読者が落胆を感じるのは必定である。

映画では「チョベリグ」という懐かしい死語が出てきたりして、ああそういえばあったなーと、少し前の日本社会の様子を思い出した。

宮崎あおいが突然出てきて胸キュンになる。
ラブロマンスについては松竹お得意の健全で純度の高い若者同士のやつ。
ちょっと話しが出来すぎかなと思える。

心情についての移り変わりの説明が抜け落ちている。
そのせいで無理な急展開が見て取れる。

詳細は本編を観てもらいたい。

この映画は真面目なのに意外と不親切で作りが杜撰だ。場当たり的な急展開が見受けられるだけでなく、ある言葉を別の言葉で塗り固めても堂々巡りになるだけなのだが、目先の説明を変えただけで済まそうとしている。

「恋」についての語釈は良く出来ている。科学的な説明が抜け落ちているが日常的な体感としてはこんな感じだろう。

「右」の説明はいまいち納得できなかった。
もっと他に説明の仕方があるはず。

松田が演じる馬締くんの心情はなんとなく分かる。
でもヒロインの台詞にある「面白い人」とは一体なんなのか計り難い。

マジメって素敵というノリが苦しいんだろうと思う。
他に褒めようがないんだろうけどブーム化を促しているなら無理があるような気がする。
先は大体読めるが過去が不問に付されている。

用例を拾い集めるシーンが興味深い。

辞書の源には生きた語彙があるはずだ。
それは街中の有触れた「あの場所この場所」からも拾い集めることができる。コンコンと湧き出る言葉がやがて洪水となり「大海」を生むのだろう。

2人が参考になったと評価しています。

4点 2016-01-26 ベノム (1574)

本編133分と長尺の部類に入ります。
辞書を作る内容と聞いただけで地味さが感じ取れますが、
たいへんおもしろい映画だった。私は地味さに魅了されたのだろうか・・・？
松田龍平の不器用な主人公とヒロインの宮崎あおいが馴染んでいます。
脇役の人もピッタリです。
ストーリー上、かなり昔の日本から始まります。電話のPHSがゴッツイ時代です。
白い昔の冷蔵庫、手で巻く柱時計などもさり気なく見れて懐かしくなりました。
松田龍平演じる馬締（まじめ）が一目惚れした、宮崎あおい演じる、
香具矢（かぐや）に書面で告白をするシーンがおもしろかった。
告白後は笑みがこぼれます。
あまり邦画を観ない私ですが、これはもう一度みたいと思った
数少ないタイトルです。

4点 2013-11-09 ryugen (4355)

三浦しをんの原作は読んでないのですが、これは良かった。石井裕也監督と言
えば、佳作「川の底からこんにちは」を真っ先に思い浮かべるが、そこまで
アクの強い笑いではなく、適度なユーモアを織り交ぜた秀作に仕上がっている
と思う。映画の内容が「辞書編纂」という身近なものだけど、知らない世界で
あるためか、興味深く、驚きさえ覚えながら話に引き込まれた。
松田龍平がナカナカの好演。日陰タイプでオドオドするだけの男が、この仕事
に自分の歩むべき道を見つけてからは、年を追うごとにイキイキと、そして堂
々と成長していく様を見事に演じている。また、オダギリジョーの役どころが
とてもイイ。こういうタイプの男嫌いじゃない。むしろ大好きだ(笑) そのほか、
宮崎あおい、加藤剛、小林薫、池脇千鶴などすべて無駄のない的確な配役にも
文句なし。特にクライマックスが用意されているタイプの映画ではないのだが、
見終って、ジワリ、いい映画を見たなとと思わせるタイプの作品だと思う。
しかし、辞書って、作るのに15年もかかっているのか、なら少々高額になって
も仕方ないかな。納得(笑)　ちなみに映画の題名は「辞書は言葉の海を渡る舟、
編集者はその海を渡る舟を編んでいく」という意味らしい。

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