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2,147件のレビューが登録されています。
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葬式の名人

3点 2020-09-19
若くして亡くなった高校時代の同級生を送る周囲の人々の群像ドラマといった作品で、とてもまじめでまっとうに亡き人をおくる、葬送映画となりえていたと感じられた。シングルマザーを演じた前田敦子が、関西弁も上手くて、良い演技をしていた。ひねったところはなくて、最後まで意外感はなく、故人を送って終わりというところと、あんなに若い人がそんなに簡単に死ぬかい、と思わせるところは、やや単調に過ぎてつまらないと思えた。

デイアンドナイト

3点 2020-09-19
「新聞記者」で一躍知られるようになった藤井直人監督作品。とてもまじめに社会問題を取り上げていると見えて、どこかピントが外れている。親に育児放棄された子供たちを集めた施設の経営者が、夜は自動車泥棒をして運営経費に充てている、などというのはばかばかしい極みだ。ああいう施設はどうやったら公的資金の補助金を貰うかに頭を絞るはずで、その金額からすると、ドロボーで稼げる金なんてケタが違うだろう。「空飛ぶタイヤ」を思わせる自動車部品の欠陥問題での大企業の告発も、ありふれた気がした。ただ感心したのは、来年は朝ドラで大ブレイクするだろう清原果耶の、親に捨てられて、絵の才能があってもそれを生かす道には進めないで、世を拗ねていて、だけど阿部信之介の主人公に若々しい憧れを持っているという役柄を、十分に把握し、役になりきれていると感じさせる才能だった。

ドント・ウォーリー

4点 2020-09-13
「ドント・ウォーリー」という題ではよく分からないが、原題は「Don't Worry He Won't Get Far on Foot」で、「ご心配なく、彼は歩いては遠くには行けません」で、交通事故で全身不随の車いす生活となったアルコール依存症であるジョン・キャラハンという風刺漫画家の伝記といった映画だ。主人公は、他人の介護を受けながら、全くかわいげがなく、感謝の気持ちも見せない、というそれ自身は、めずらしくない、たとえばリリー・フランキー主演の「パーフェクト・レボリューション」でも描かれているような人物像であるが、ガス・ヴァン・サント作品らしく、娯楽性が低くて、かなりシリアスに、身体障碍者のセックスを含む生活とかアルコール依存症の共助グループによる治療とかを描いていて、割合に事実に忠実な伝記映画と思われた。写されるキャラハンの風刺画がどう面白いのか、というのは、文化の違いもあってあまりよく分からなったのは残念だった。たとえば、物乞いをしてる人物が、「助けてください。私は黒人で盲人ですが、歌は歌えません」と言っているのは、当然レイ・チャールズなどを思い来させるが、どこが面白いのか、必ずしも分からなかった。おそらくマイノリティ、弱者への当てこすりと紙一重のところを描いているのだろう。

嵐電

3点 2020-09-13
鈴木卓爾の監督作品「ゲゲゲの女房」とか「楽隊のウサギ」などがとても好きなので、学生たちの実習作品としてつくられたこの映画も、長回しの静謐な画面が、まぎれもない鈴木の作品世界だと感じて楽しめた。ストーリーは、群像劇でいくつかの話があるが、どれも、映画を撮っている若い男女のささやかな恋愛模様というような変哲もないものであり、単調だが、どこを撮っても一幅の絵となる古い町ながら、若い人々が多くて、映画を撮ることの本場であるという、京都を舞台にしているところに惹かれた。監督と学生たちとのオーディオコメンタリーでは鈴木の良き教師ぶりがうかがえた。話に起伏がなくダラダラしているところは、鈴木監督のファンでなければ退屈に思うかもしれない。

死にたくなるよと夜泣くタニシ

3点 2020-09-08
「岬の兄妹」でその名を知られるようになった和田光沙主演。ピンク映画の範疇に属するものだろうが、そういうものとしてはめずらしく、見ていて意味が理解しがたいところがあった。題名からは、ヒロインのOLが会社でタニシを飲んだらそのタニシが体に住み着いて夜泣くといったものかと考えさせるが、それとはやや違っていた。劇中の一部にアニメが使われていたりして、なかなか意欲的な作品と思うが、結局は、「岬の兄妹」の心身に障害をかかえた女性役からみると、年増だが結構美人じゃないかと思わせる和田美沙の身体を張った脱ぎッ振りの良さを楽しむということが主眼の映画だったと思われる。

グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜

3点 2020-09-06
「グッドバイ」は、太宰治の最後の小説。太宰の小説は、「人間失格」でも「斜陽」でも、特定の話者によって、その立場から語られる、主観的な小説(語り手=作者の私小説という意味ではない)が大半である。それに対して「グッドバイ」は、主人公田島とキヌ子の行状を外部から描いた客観的な小説であるところがめずらしく、また朝日新聞の連載小説であったというのも空前絶後である。そういうものとして、太宰も期するところがあったのだろうが、始まったばかりで太宰の自死により未完となってしまい、良いも悪いも分からない作品で終わっている。この映画は、中断した後の話を続けて結末をつけようという意図をもって作られた舞台劇を映画化したものであり、小池栄子は舞台でもキヌ子役を務めている。多数の愛人のいる編集者田島が、町ですれ違った女キヌ子に、本妻と名乗って同行してもらい、「妻が疎開から帰ってきたから」といって愛人と別れようとするという筋書きであり、小池栄子の美しくて本妻らしく威厳のあるところ、大泉洋のいつもながらの飄然としたところがなかなか適役だと思われた。だが、ストーリー自体がどうでもいいというか、軽い喜劇タッチのはなしであり、とくに感銘を受けるというようなところはない映画だった。

じんじん

2点 2020-08-30
大地康雄が企画して、北海道や宮城県松島の自治体などから援助を取り付けて製作し、自ら主演もした映画であるようだ。大地の役どころは、「寅さん」のような人物であり、それらしい誤解からの失恋のエピソードもあるのだが、大地は渥美清ほどの純粋さ、繊細さ、より根本的には天才を持ちわせておらず、見ていて全く感じるところがなく、「よせばいいのに」と感じた。大地と、離婚により別れ別れとなった娘との再会のエピソードはそれとくらべると悪くはないが、だからといって感銘を受けるようなものでもなかった。あまり俳優業はやっていない中井貴恵、若村麻由美、板尾創路、手塚理美、江沢萌子、などなどいささか年増、ロートルかもしれないが、脇役陣はそれなりの役者を揃えていた。

TOKKO −特攻−

4点 2020-08-30
体験者のインタビューにより構成された先の大戦における特攻隊のドキュメンタリーは数多くあり、今も作られているが、その中でも出色のものだとの感想を持った。1つは、戦後の反戦思想、平和思想の立場から特攻隊を否定的に捉えていないこと、隊員たちのその時点における気持ち、思いをていねいに集めていることで、これはインタビューを受けた人々が、戦後に反戦平和の立場に立った人々でなく、ごく普通の市民生活を送り、おそらく社会的に成功した人々であるらしいこと、なかには戦後自衛隊に入った人も登場することによると思われる。もう1つは攻撃を受けて撃沈された米駆逐艦の乗組員のインタビューが入っていることで、これは貴重な記録だと思った。このドキュメンタリーが作られたのは2007年ということだが、この頃であると、かろうじて、元特攻隊員に対するインタビューも可能だったのだと思われる。高名な日本学者であるジョン・ダワーのインタビューも、特攻隊が個々の戦果ではなく、国民のモデルにされていったこと、行きつくところは「一億総特攻」という国民意識となっていった、という指摘をしていて説得力があった。

愛を積むひと

3点 2020-08-25
朝原雄三監督は、「釣りバカ日誌」シリーズで知られる松竹の監督だが、この映画はどういう映画かというと、「釣りバカ」から笑いの要素を抜いたような作品といって良いだろう。そういう映画はつまらないじゃないかという意見もありうるが、そうでもない。まっとうで生まじめに、人の他者を思いやることの美しさを描く、いわば「性善説」にたった作品といえ、見ていて、しばしば目頭が熱くなった。なんといっても佐藤浩市が適役だった。この人は、スーツにネクタイで東京で働くという姿は似合わず(したがってそういう姿で出てくるどこかの信託銀行のコマーシャルには違和感を感じる)、作業服でゴム長が似合うし北海道がとても似合う。「起終点駅〜ターミナル」「雪に願うこと」「海猫」などが、すぐに思い浮かぶ。2015年の作品なので、まだそれほどブレークしていなかった杉咲花や吉田羊が脇役ででいる。樋口可南子も、いつもながら、常に笑みをたたえてやわらかく、しかく凛然としたたたずまいがよかった。気がついたのだが、名前の中の「可南」はカナンという音であり、それは旧約聖書で約束の地とされている。あるいは彼女はキリスト教徒の家に生まれたのかもしれない。死んだ妻から、何通もの手紙を受け取るというプロットは、他にもよくあるものだろう。

1917 命をかけた伝令

3点 2020-08-22
案内文のとおり「戦争アクション」としか言いようがないんだろうな。ほぼ全編、シーンの切れ目のないように見える流麗な映像の中で、酸鼻な、銃剣での格闘とか近接した銃撃戦も、どこかこの世のものとは思えない、架空の物語のように感じてしまう。すでに第1次世界大戦が終わって100年以上たち、はるかな歴史上の物語になってしまった。それにヨーロッパの国々が、欧州を2分する戦争を4年以上続けたということ自体が信じがたくなってしまった。第1次世界大戦の時代、イギリスには、「紳士は将校となり労働者や農民は兵氏になる」という習慣が残っていた。(日本もそうだったのだろうが)。紳士と労働者では、風貌も話す言葉も違っていた。主演の兵士を演じたジョージ・マッケイの様子は、そういう言い伝えを思い出させて適役である。対する伝令を届ける先のベネディクト・カンバーバッチ演ずる大佐はとても上流階級風であった。
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ぽすれん
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