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【Blu-ray】ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ非常に興味深いものがあった実話ベースの映画作品。誰もが知っていて誰もが利用したことのあるであろう McDonald's。それだけに真の創業者兄弟とレイ・クロックの間でこのようなことになっていたとはまったく知…(続きを読む)非常に興味深いものがあった実話ベースの映画作品。
誰もが知っていて誰もが利用したことのあるであろう McDonald's。
それだけに真の創業者兄弟とレイ・クロックの間でこのようなこと
になっていたとはまったく知らなかったので、驚いた。
生き馬の目を抜くビジネスの世界の剥き出しの現実。
観終えた時の感覚は、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグを
描いた「ソーシャル・ネットワーク」とまったく同じで、
爽快感などは皆無、しょっぱい。
やっぱ、俺はビジネスパーソンとして大成功できるような人間じゃ
ないし、俺はそれでいいやって改めて思ってしまったよ…。 -
ベルファスト北アイルランドのベルファスト出身であり、9歳の時に家族ぐるみでイングランドに移住した英国の俳優、映画監督、脚本家、プロデューサーのケネス・ブラナー。自身のその1969年の9歳の頃のベルファスト時代の終わり、…(続きを読む)北アイルランドのベルファスト出身であり、9歳の時に家族ぐるみでイングランドに移住した
英国の俳優、映画監督、脚本家、プロデューサーのケネス・ブラナー。自身のその1969年の
9歳の頃のベルファスト時代の終わり、イングランドへの移住のためにベルファストを離れる
までを振り返っての半自伝的映画作品。自分のなかの記憶にあるベルファストの気候が
曇りがちであったことから、その記憶をよびさますために美しいモノクロ映像で本作は
綴られているのだが、それとは対照的に本作のなかに登場する映画作品やTVのなかでの
映像はオリジナル通りの天然色カラーのまま。そこに彼の映像世界の中への強い思い入れが
滲み、どことなく「ニュー・シネマ・パラダイス」にも通じるものを感じた。
でも、時代背景とドラマはこっちのほうがはるかに深刻。しかし、その描き方は主として
まだ幼い9歳の少年の眼を通したノスタルジックなフィルターもかかったものであって、
よくある社会派作品とは趣が異なる1つの家族の物語であった。
特に少年の祖父祖母の何気ない言葉が味わい深いものであったのが印象的であった。
時代背景についての予備知識:
アイルランド島は、1801年から1922年まで大英帝国の植民地支配を受けていたが、
独立戦争、内戦の紆余曲折を経て20世紀前半に完全な独立国としてのアイルランド共和国
成立に至る。しかし、アイルランドはカトリックが圧倒的多数であるのに島の北東部は
プロテスタントが多数派であったことなどから北アイルランドは今日に至るまで
アイルランド共和国には属さない大英帝国(UK、GBR)の一部のままとなっている。
北アイルランドではアイルランド共和国帰属を求めるナショナリストとユニオストの間で
摩擦がくすぶり、米国の公民権運動の刺激も受けて特に1960年代後半以降にテロ、武力弾圧
が激化、紛争状態が続いた。本作で描かれた1969年はまさにそういう時代である。
その後、1973年にアイルランド、英国ともにEEC(現在の欧州共同体(EU)の前身)に加盟、
EU下の同じ法の支配を受け、EU内であればヒト、モノ、カネが自由に移動できる時代
となっていったことが、今世紀における紛争の沈静化に大きく寄与していたように思う。
しかし、2020年に英国はEU離脱。北アイルランド紛争が再び起きるのではないか
と危惧されている。
だからこそ、ケネス・ブラナーは、2021年、本作を撮ったのではないだろうか。 -
【Blu-ray】マンハッタンラブストーリー Vol.1どこかで小泉今日子が女優としてのターニングポイントになったと本作出演(新米女性タクシー運転手・赤羽役)を述懐していたと報道されていたので、へーと思って全話レンタル。観ていて2003年の本作出演があったから…(続きを読む)どこかで小泉今日子が女優としてのターニングポイントになったと
本作出演(新米女性タクシー運転手・赤羽役)を述懐していたと
報道されていたので、へーと思って全話レンタル。
観ていて2003年の本作出演があったからこそ、
10年後の「あまちゃん」があったのだなと感慨深し。
TV局近くの喫茶店「マンハッタン」の店長役の松岡昌宏は主役と言うよりは
狂言回し。ドラマの中では心の中での独白がほとんどでリアル台詞は極めて
少なく、そのリアル台詞なしでのくるくる変わる表情演技がなんとなく
ワンコみたいに感じられ(演技自体は…がんばってはいるけれど、うまくは
ないんだけどね)。
船越英一郎、松尾スズキはもろあて書きでのはまり役でドツボ。
振付師・ダンサー別所役の及川光博はちょいウザい。踊るなら「逃げ恥」の
星野源なみにキレのあるダンスをせんかい。
「マンハッタン」のアルバイト役の塚本高史は完全にキャスティングミス。
この役のうしろのほうでの展開、あまりにもルックス的に無理ありすぎ。
この役こそジャニタレを起用すればよかったのに。 -
【Blu-ray】タイガー&ドラゴン 「三枚起請」の回連ドラに先行する第0話にあたる単発スペシャル2時間枠の本ディスクとタイガー&ドラゴン1時間湧く連ドラのディスク1〜6全11話視聴。やらとエッジの立てまくったマンガチックなキャラが多数乱立し、それらがキャラぶ…(続きを読む)連ドラに先行する第0話にあたる単発スペシャル2時間枠の本ディスクと
タイガー&ドラゴン1時間湧く連ドラのディスク1〜6全11話視聴。
やらとエッジの立てまくったマンガチックなキャラが多数乱立し、
それらがキャラぶれずにぐるぐるに引っかきかわしての展開、、
いかにもクドカンのホンらしい。そういうクドカンらしさが好きな人には良いでしょう。
(私自身は彼のホンでは「あまちゃん」だけには思い切りはまったけれど、それ以外は
さほど好きではない人)
クドカンの落語、寄席への思い入れがさく裂し、すべて古典落語の噺にはじまり、
そこにドラマが無理矢理強引にその古典落語噺から思い切りスピンアウトした
1つのオリジナル噺に着地して一話完結するのが本シリーズのお題目。なかには
あまりオチになってないよというようなキレのない回(★2.8ぐらい)もあったが、
特に最後の2話はそれなりに楽しめ(★3.14)、自分的には全部平均して★3.01。
もう17年も前の作品、若輩故に仕方のないことだが長瀬智也、岡田准一は
一本調子の底の浅い演技。特に長瀬智也、口から舌を出してぐるんぐるんの連発、
しつこくてうざい。対して、西田敏行の緩急、さすが貫禄の演技、やっぱ巧いわ〜
と改めて感服。
何十年も前、深夜TVで一度観ただけなのに忘れられない映画
DVDの時代になってレンタルにはないな〜
とがっかりしていたら…、いつの間にかあった!
嬉しい。
「動物と子供たちの詩」もDVDで観たい。
私が忘れることが出来ない日本のTVドラマ(大人・成熟編)
TVドラマって映画に比べ時代と「心中」してしまうような趣があるので、今観ると「ヘッ」って感じになってしまうかもしれないのですが、私の記憶にはしっかり刻みつけられている作品です。…ということでリストを作ろうとしたのですが、NHKの「夢千代日記」「阿修羅の如く」は現時点でDVD化されていない(orレンタル未解禁orぽすれん未入荷)みたいで残念!!
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