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エンゼル・ハート (日本語吹替収録版)画面の向こう側から伝わって皮膚にまとわりつくような湿度。その点は十分に観応えを感じたが、結局のところこのオチには「な〜んだ…」という感じであった。(続きを読む)画面の向こう側から伝わって皮膚にまとわりつくような湿度。
その点は十分に観応えを感じたが、結局のところ
このオチには「な〜んだ…」という感じであった。
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パーフェクト・ケアプライベートでも重度に進行してしまった認知症の老母を抱える身としては、冒頭からもう思い切り胸糞悪くてこんなの意地でも☆4つはつけたくないわっ!…のだが、ロザムンド・パイクのはまり役ぶりと、悪徳の限りの…(続きを読む)プライベートでも重度に進行してしまった
認知症の老母を抱える身としては、
冒頭からもう思い切り胸糞悪くて
こんなの意地でも☆4つはつけたくないわっ!
…のだが、ロザムンド・パイクのはまり役ぶりと、
悪徳の限りのなかなかに巧みな展開のシナリオには
終始どっぷりとゾクゾクとさせてもらった。
これはエンタメとして認めないわけにはいかない。 -
帰れない山哲学的で山の描写が非常に美しい映画だった。私はこれまでにあまりにも多くの映像作品を観てきたせいの悪癖でついつい過去に観た名作とのアナロジーを探してしまい、本作では途中から途中まで、全然違う作品だか「フ…(続きを読む)哲学的で山の描写が非常に美しい映画だった。
私はこれまでにあまりにも多くの映像作品を観てきたせいの悪癖で
ついつい過去に観た名作とのアナロジーを探してしまい、本作では
途中から途中まで、全然違う作品だか「フィールド・オブ・ドリームス」
のような30歳を過ぎ父が既に逝ってしまっている大人の男のための
夢見がちで癒しの物語風になるのかななどと思って観ていたのだが、
そうではなく、ありがちな感動を許さず、生き方をほろ苦く描く
深く複層的な作品だった。
ピエトロとブルーノが30代になって再会し、いろいろあって、
それぞれの生き方を探り当てつつあった時の鳥葬をめぐっての
なにげない二人のやりとり、ラストがああなってしまったからこそ、
観終えて思い返し深い思索の雪に包まれるような感覚が残った。
ピエトロがネパールの世界観を絵に描いてみせて
「君は世界の真ん中のとても高い山にいる」
「その高い山の周りには、8つの高い山がある」
「君は真ん中の山にしか行けないが、僕は周りの山すべてに行くことができる」
というやりとりも印象に残っている。 -
LOVE LIFE歩いていく二人を彼らの集合住宅ベランダからの俯瞰遠景で延々と見せるラストショットに創り手の意図・想いは十分に伝わってくるものはあった…ので、☆端数切り上げで3つとした。でも、現夫以外の登場人物の背景描…(続きを読む)歩いていく二人を彼らの集合住宅ベランダからの俯瞰遠景で
延々と見せるラストショットに創り手の意図・想いは十分に
伝わってくるものはあった…ので、☆端数切り上げで3つ
とした。でも、現夫以外の登場人物の背景描写が舌足らず
でその心情にずっと感情移入し切れず終始モヤモヤしながら
の鑑賞であった。
旅に出よう(外国映画編)
旅に出よう。
時とともに人も街も移り変わり、
そして自分自身も変わってしまう。
その時の旅はその時にしかできないのだから。
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