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スヌーピーとクリスマスのお芝居昨年11月に、なぜか唐突に発売された感がある、けっこう古い作品の集まりです。邦題からするとタイトル作の「スヌーピーとクリスマス…」が本編扱い(?)で、「スヌーピーのスケートレッスン」が併録されています…(続きを読む)昨年11月に、なぜか唐突に発売された感がある、けっこう古い作品の集まりです。
邦題からするとタイトル作の「スヌーピーとクリスマス…」が本編扱い(?)で、「スヌーピーのスケートレッスン」が併録されています。(注:特典ではなく、単に、メニュー上の並びの2番目にあるだけです。 DVDのジャケット及び原題からも、むしろ、この「…スケートレッスン」の方がメイン扱いされるべきかと思いますが…)
尚、「本編」は、?上タイトル作 ?「バブーちゃんとバレンタイン」 ?「作文書こうよ、スヌーピー!」の3部構成になっていて、合計で約25分間。 特典も約24分間なので、合計50分近いボリュームです。(*ですから、作品紹介欄の記述は間違っています)
ちなみに「本編」についての個人的評価は、?=☆3、?=★5(つまり『ナメとんかい!!』と怒りを覚えるレベル)、?=☆3.5 で、総合的に☆2.5といったところ。(*どうして、この程度の作品が国内では「本編」扱いになるのかが疑問です。単に、メニューの並び順からでしょうか?)
ただし、併録の「スヌーピーのスケートレッスン」(1980年代の作)が相当の佳編で、☆5の評価は今作に尽きます。
実は、30年近く前にNHKで視聴して以来、探しても二度とヒットしなかった、個人的に『埋もれた名作』的な作品でしたが、今回、やっと再会しました。 埋もれていた理由は明白で、どうやら、邦題がコロコロと変わっていたようです。
記憶にあったのは「ペパーミントパティのXX(スケート大会?)」ですが、他に「氷上の女王」(!!)の他、次々と題名の変遷があり、今回のタイトルにしても、(個人的には)初めて目にするモノでした。 そら、アカンです(泣)。
ちなみに、ようやく判明した原題は『She's a Good Skate, Charlie Brown』………邦題は、もうチト原題らしく、せめて統一してほしい(泣)。
蛇足ながら、エンディングのスタッフロールでのイラストが、当時のフィギュア・スケーターの一般的な体型を表しています。 時代の流れの速さを感じることが出来るのは一興でしょう。
セル・ソフトか専用チャンネルでなければ、二度と、こうした秀作アニメに出会えなくなったのは、時代の趨勢とはいえ、寂しい限り。もしも未体験の方は、このようなレビューの記憶が無くなったころに、何の気なしに、偶然にでも視聴出来れば大変にラッキーなことだと思います。 ご興味のある方はスグにでもどうぞ。 -
世界侵略:ロサンゼルス決戦映画館で観た。これは体感ゲーム感覚の映像作品だ。そして体感映像としては非常に良く出来ている。映画と呼ぶには、ちょっと違和感を感じてしまうほどに、鑑賞後の高揚感&脱力感は、アクション・シューティングを…(続きを読む)映画館で観た。
これは体感ゲーム感覚の映像作品だ。そして体感映像としては非常に良く出来ている。
映画と呼ぶには、ちょっと違和感を感じてしまうほどに、鑑賞後の高揚感&脱力感は、アクション・シューティングをプレイした直後のそれと似ている。
コントローラーこそ手元にないものの、これほど、登場人物の緊張感とかカタルシスを共有しやすいシナリオ&演出は、ゲームそのもの。
内容上、軍隊の洗脳用教材としても効能がありそうな、中毒性のある、『ゲームとしては』王道のシナリオだ。
尚、地球全体の危機のクセに、物語がヤケに局地的なのは、意図的か偶然かは知らぬが、この作品にはプラスに作用した。
要するに、観客はプレーヤーであり、プレーヤー(観客)の視点=主人公の視点なのだから、主人公の視線の範囲でしか状況が見えないのは、(ゲームとして)当然なのであります。 そして主人公が勝利すれば、世界中が大勝利するのであります。 ゲームだからそれでいいのであります! 突撃! わーっ
(↑以上、観賞すれば、そんな気分にさせられる映画です)
実は戦争アクション・シューティングを真剣にプレイしたことはないのだが、きっと、このようにシナリオが極端に局地化&単純化されているからこそ、観客としてではなくプレーヤー気分で、ミッション完遂に没入できたのだろう。 実際、クライマックスは盛り上がるし、エンディングもアドレナリンの放出を誘う。 パロディなのかマジメなのかが分からない、演出のバランス感覚もスバラシイ。
それと、セリフも結構印象的だ。 戦場という設定上、ボキャブラリーは限られ、大した話も出てこないのだが、漫画の一コマ一コマのように、決めゼリフが効いている。
この作品には、字幕ではなく、特に終盤は、敵味方の数とかライフ&弾丸残量ゲージの表示こそ相応しい。
まあ、一回、プレイしてみそ。 -
カウボーイ&エイリアン絵に描いたような『役不足』作品です。(*注−『役不足』の使い方は間違ってません)予告編で、こんな出オチの題名に笑わされ、『もしかして面白いかも』と脳内ストーリーが膨らんだのが悪かった。不覚にも映画館へ…(続きを読む)絵に描いたような『役不足』作品です。(*注−『役不足』の使い方は間違ってません)
予告編で、こんな出オチの題名に笑わされ、『もしかして面白いかも』と脳内ストーリーが膨らんだのが悪かった。不覚にも映画館へ観に行ってしまい、40分間と持たずに退屈に襲われ、ひたすら後悔しつつ家路につきました。
ちなみに、コメディでもなく、感心の域に達するほどのトンデモ設定でもなく、徹底したハードネスでもないクセに、余計で生々しい殺戮シーンやら性的●辱を連想させるカットを挟むものだから、お気楽極楽に、茶の間で子供と観られる内容でもありません。
荒唐無稽な設定(←本来はホメられるべき)に、中途半端な活劇や、必然でもない『謎の美女(ややフシギちゃん?)』をからめるシナリオは、もはや消化不良を通り越して、意味不明の領域にまで片足を突っ込んでいます。 オマケに、見た目も行動もおよそ知的でない(笑)エイリアンの設定は、デザインも含めて『つまらない』の一言に尽きます。
とにかく、『まあ、こんなモノ』と割り切るには、あまりにも配役やスタッフのネーム・バリューが高すぎました。 事前に、これほど期待させておいて、後から『期待し過ぎですよ』と笑われたような気分。 こんな凡作に正規料金を払ったことへの個人的な怒りを込めて、堂々の駄作認定です。
尚、このメンツと予算で、この程度の出来とは、ある意味、モノすごく贅沢な映画かも知れませんので、ここは、そんな皮肉を込めての☆プラス1です。
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団地日和高度成長期まっただ中に建てられた数々の団地の今の姿を、淡々と映し出す探訪DVD。初任給をもらったのが1960年代だった世代にとっては、思わず涙ぐむほど懐かしい(と思われる)映像が、特典で収録されている。1960…(続きを読む)高度成長期まっただ中に建てられた数々の団地の今の姿を、淡々と映し出す探訪DVD。
初任給をもらったのが1960年代だった世代にとっては、思わず涙ぐむほど懐かしい(と思われる)映像が、特典で収録されている。1960年代〜70年代前半に幼少期を過ごした世代も、埋没していた記憶を鮮明に掘り起こされるだろう。
それ以降の若い世代にとっては、特典映像はお笑いネタに過ぎないだろうし、本編も、単に寂寥感とか、ややもすれば退屈に感じる映像かと思われるが、最終的には皆が、黙って見入ってしまうような歴史の重みに浸れるだろう。 個人的には『一家に一枚』的なオススメ品だ。
(多少、眠気を誘われるかもしれないものの…)資料的価値は、誰もが認めるところかと思う。
観賞の仕方については、多少、コツがある(と思う)。
映像に挿入されているコメントは『団地オタク』魂(!?)全開で、起伏に乏しい淡々とした探訪風景を、面白おかしく味付けしてくれるのだが、一番最初は、是非ともコメント音声無しで観ることをオススメしたい。
もう一度、最初からコメント入りで観れば、印象のギャップに驚かされる。どちらが味わい深いかを、個人的に判定してみるのも一興だろう。
コメント入りと無しとでは、映像から受ける印象が180度変わる作品としても希有のDVDだと思う。
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