「俺たちの街」という邦題はチョッと合わない気がします。原題の「うちの町内」が正しいタイトルです（-_-；）

３人の男の過去と友情と愛情…その複雑な心境が、物悲しく、切ないストーリーです。
サスペンスとしては、深みがありませんが、ドラマとして楽しめました。

所々で、血はドヴァーっと出ますが、苦手な方でも指の間から見れる程度だと思います♪

原作は読んでいないんですが、日野日出志×熊切和嘉×赤犬×西村喜廣…と、好きな人々が制作に携わってるので、おもしろそ〜と興味本意に見たのを後悔…。

グロコワスプラッターを想像していたら、これはしっかり心が描かれた家族愛に満ちた作品でした。

ジャンルは、ドラマ･･･ですね。

これは怖い！！そして切ない・・。
オカルトやスプラッター、グロテスクな作品ではなく、精神的に激痛がくる物語でした（泣）

ハネケ系のドンヨリ、グッタリ、イライラドラマです。
そして、子供達が恐怖から逃げ惑う様子はスピーディでもあり、ドキドキハラハラします。

世の中にこういう現実があるんだ…、と、重〜く、怖くなりました…。

序盤はオリジナル版を完全なまでにリメイクしたのかな…と諦めかけていましたが、いやいや、ハリウッド版もバンザイ！でした。

メイク、造形、スケールに関しては、やはりハリウッド！と思いましたが、主人公と突然の音響効果に関してはオリジナルが圧倒的にインパクトがありました。

テーマ性はオリジナル版と違い、人間の黒〜い部分が濃く映し出された作品に仕上がっています。
同じような映画ですが、こちらも違う意味で面白かったです。好きな方は是非とも♪