オススメに出てたので、とりあえず借りました。
正直、まったく期待してなかったです。
タイトルからしても、｢どうせ…｣みたいな印象がぬぐえなかったんですね。

実際に見た結果。
いきなり涙腺崩壊です。
主人公が原爆投下７年後の広島を訪れる話の扱いで、訪問を快く思わない者、歓迎する者と織り交ぜてあり、人間ドラマのカタログを眺めることが出来ます。

制作年が非常に古いですが、リマスターなのかとてもきれいで、違和感なく受け入れることが出来ました。
あと、乙羽信子さんの若くて可愛い姿を堪能することが出来ます。

旅行が好きなので、観光案内的なものを期待していました。
八戸は行ったことがないので、それを知る上でも期待はますます高まります。
しかしこれを鑑賞してガッカリしました。
「観光案内だ」という逃げ道を形式上作っただけの、完全にこれは藤川議員を芸能人と見立てて作ったイメージビデオです。
しかもところどころに「あたしって美人でしょ？」と、それを自覚しての行動と見受けられる箇所がふんだんにあり、最後まで見るのが苦痛です。
いやな気分になりたい人には、まさにうってつけかと思います。

単純に「廃墟探検」のＤＶＤと思って借りてみたが、ガッカリした。
せっかくの廃墟探検の第一人者、栗原亨氏を招いての作品にも関わらず、低予算ＤＶＤに有りがちな、
ファミレスや何かで出演者にコメントを頂くスタイルをとってあり、音声が非常に聞きづらい。
出演者にマイクを持たせないのも問題。
撮影しているカメラは、おそらくはハンディカムのようなもので行っていると思う。
とにかく、出演者のコメントがちゃんと聞き取れない。
マイクを持たせず、カメラに取り付けてあるマイクのみで音声を拾った上、オカルト色を盛り上げるつもりで挿入された音楽と被り、まるで喋ってる声が聞き取れない。挙句の果てには、撮影している者と思われる人物の、鼻での吸気音が耳につき、音声確認が出来ない始末。
廃墟探検の観点からではなく、心霊物に仕立て上げようという作為も問題だと思う。
廃墟好きな人の、あくまで廃墟を楽しむためのものとして見るならば、これは完全にハズレである。

とりあえず収録時間が長くて、全部見終わるのが辛かった。<br>
見どころは少年と、少年と歳の離れた父親の対比であると思う。<br>
共に新たな環境で頑張ろうとするが、二人を取り巻く環境に、やがてはそれぞれ違う道を進んで行く。<br>
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個人的には、この映画について非常に共感できる部分があった。悲しいながらも希望というか、「自分も頑張ろう」、そんな気分にさせられる映画でした。