ほぼほぼ完成された世界観をもつ”鋼の錬金術師”に、なぜパラレルワールドという概念を追加するのか、全くもって意味不明。
映画は、原作、TVとは違いますと言ってしまえばそれまでですが、それじゃ、”鋼の錬金術師”じゃないでしょう。
一言で言うと「（求めていたものは、）これじゃない！」
って感じ。

原作を読んで、この話を２時間でやるのは無理だろうと思ったが、案の定だった。
話をはしょり過ぎて、原作の持つ、「次はどんなアイディアが！？」というワクワク感がまるでない。ただの公務員の色恋の話に堕してしまった。
空とぶ広報室のように、連ドラでやればいいのに。
錦戸亮の雰囲気が掛水にピッタリなだけ残念だ。
高知のＴＶが作らないかな。

自分らが生まれる前の話だし、たいして面白いともおもわないけど、なぜか観ちゃうんだよな。役者の演技か？　本か？
あの時代への憧れなのかなぁ。
掘北さん、あかぬけましたね。

ある意味、挑戦的な作品ではあると思うが…。
笑えるという評価が多いが信じられない。ホントに笑えたのか？
見所は、中井貴一と鈴木京香にこんなことさせるんだ、という意外性だけ。