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【Blu-ray】クリムゾン・ピーク幽霊よりも恐ろしいの…
ネタバレレビューのため一部のみの表示です (全文を表示する)幽霊よりも恐ろしいのは人間の情念だった…てお話。
ギレルモ・デル・トロ監督は美しくも切ない話を描かせたら天下一品だと思う。
パンズ・ラビリンスとか。
屋敷の幽霊は姉弟も知っているのかと思いきや、霊と触れ合えるイーディスのみの
知ることだというのは面白いと思う。幽霊は信じない姉。けど…。
ミア・ワシコウスカは「アリス」が一番だと思ってたけどこれもはまり役だった。
個人的にあまり容姿は好みじゃないんだけど、動いてしゃべると信じられないくらい
魅力的になる不思議な女優さん。
最後はあの幽霊が助けてくれるんだと思ってたけど、あっちの幽霊だった。
そして幽霊を信じなかった姉が最後の最後に幽霊を見ることになるのも
演出の妙味だね。
すごく良く出来てていい映画だと思うけど切なくて二度は観たくない。
屋敷のデザインもイーディスや姉弟の衣装もセンスが良くて素晴らしくおしゃれ。【Blu-ray】ドクター・スリープ前作で少年だったダニ…
ネタバレレビューのため一部のみの表示です (全文を表示する)前作で少年だったダニーはトラウマをかかえ成人し父と同じアル中になります。
新天地に居を求め、職にも恵まれアル中を克服します。
シャイニングも戻り、その能力で職場であるホスピスの末期患者を癒やし、
安らかに眠らせてくれるものの意の称号を患者から得ます。
そんな中、ダニーをしのぐシャイニングを秘めた少女アブラからコンタクトがあり、
そのやりとりをヴァンパイア集団が察知します。
集団はシャイニングを秘めた少年少女の生気を吸うことで生きながらえており、アブラを狙います。
犠牲を出しながらも襲撃を阻止したダニーは生き残りのヴァンパイアを、
かつて自分と母が恐怖の体験をしたホテルで迎えうつことを決意して・・・
クライマックスで前作の舞台となったホテルが登場し、コックが死んでいることから
小説の続編ではなくキューブリックの映画版の続編と思われます。
そしてこれ、ホラーじゃありません。ファンタジーかな。
前作から引き続き登場するホテルの悪霊も意図的に怖くなく描写されてるものと思われます。
貞子が怖くて観られない僕もこの映画は平気でした。
(ちなみにキューブリックのシャイニングは怖くて二度と観たくありません)
すべての作品を読んでいるわけではありませんが、スティーブン・キングが他のホラー作家と違うのは、
どの作品にもひとすじの救いみたいなことや人間への愛着みたいなものが込められていることではないかと
私は思うのです。
この映画に登場する良き亡霊であるホテルのコックみたいな。
そのコックが「私がそうしたようにお前もいつか誰かを教え導く」みたいなことを語ります。
当初は否定していたものの、葛藤の末ダニーは同じシャイニングを持つアブラのために立ち上がることを決意します。
サスペンスはあるものの、全体を通じてダニーの人間的な苦悩や再生、
それにアブラとの交流が印象に残る構成です。
たぶん尺的な問題で短絡的な描写となっている部分も何箇所かありましたが、
僕は長尺の映画が苦手(途中で飽きてしまうことが多い)なんですが、あっという間に観終わったみたいに没入しました。
主演のユアン・マクレガーもいい味を出してていいですね。【Blu-ray】スプートニク人類を捕食する未知の…
ネタバレレビューのため一部のみの表示です (全文を表示する)人類を捕食する未知の寄生生物との戦いを描いたSFアクション。
嘘です。笑。
パッケージの写真も本編中のあちこちから切り貼りしてそれっぽくでっちあげてるだけ。
こうしたアオリを信じてエイリアンとの一大バトルが展開されると思って観るとしっぺがえしをくらいます。僕もそうでした。いつバトルが始まるのかなあ、…て。
ただし、内容的には(僕的には)優れたSF映画だとは思いますけど。
宇宙ステーションから離脱して地球に戻る宇宙飛行士ふたりは事故に遭い、コンスタンティンだけが生還。
実はコンスタンティンにはエイリアンが寄生しており、エイリアンの軍事利用をもくろむセミラドフ大佐の発案で女医タチアナが共生状態の解除を試みるが…ておなはしです。
ストーリー的にもエイリアンのデザイン的にもさほど斬新な点は見られませんでしたが、演出も脚本もそこそこ堅実でした。
評価は、★3つほどに凡庸でなく5つ付けるほど非の打ち所がないわけでもなかったので4つとしました。
ちなみに、なんでタイトルが「スプートニク」なんだろう?と謎でした。
映画の時代設定は1983年で、スプートニク計画の全盛は1960年代だったのに、って。
で、ちょっと検索してみたらスプートニクっていう言葉にはその語源から転じて衛星や人工衛星という意味も込められてるそうですね。
物語の原因が宇宙ステーションにあった、てな意味が込められてるのかな??アフターデイズ・ボディ 彼女がゾンビと化した世界前作「スリーデイズ・…
ネタバレレビューのため一部のみの表示です (全文を表示する)前作「スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間」の主人公サマンサと念願かなって肉体の関係を結んだと思ったら哀れ感染してしまった脇役のライリーが、今作の主人公です。
正直情けないヤツとしか思えなかった前作のライリーが今作では自我爆発的。へー、こういうヤツだったんだ、みたいな。
したがって、このジャケットの写真はおおいに間違ってます。前作でゾンビになったサマンサが大暴れすると期待してる人もいるかと思いますけど、彼女は冒頭であえなく最期を迎えますので。
前作のレビューでも書かせて頂いたんですけど、前作と今作で1本の映画と見た方がいいと思う。
起承転結的にもそうですけど、製作者にはきっと「こんなことやりたい」と思うシノプシスがあって、でもそれを一本でやるには尺が長くなりすぎると思ったので2本に分けたんじゃないかと。
先に感想というか印象を述べてしまうと、今作も期待以上の出来でした。
鑑賞前に読んだいくつかのレビューだと期待はずれっていう意見が多かったんだけど僕はそうは思わなかった。
全体を見ると一見、統一感がない構成に思われますけど、実はそれこそがやりたかった事なんじゃないかと思うんですよね。
前作でサマンサと肉体関係を結んだライリーが前作と同様体に異変を感じ、前作と同じような展開になるのかなと思いきや、前作でサマンサにウイルス(らしきもの)をうつした張本人があっさり登場。それに絡んでライリーを取り調べる女刑事も登場し雰囲気は陰謀論をふくんだサスペンスタッチに。
と思ったら警察に車のナンバーをチクったライリーを恨んで張本人が暗躍しミステリーっぽい様相を呈し、その間には巷に感染者が溢れ出している様子もさりげなく(?)描写され、張本人対ライリー対女刑事のアクション編にもつれ込みます。
つまりは「○△映画」とくくることの出来ない展開そのものがやりたかった事なんじゃないかなあ、と。
前作は導入部、今作は展開部。今作の原題は「CONTRACTED PHASE II」。序破急の序と破といったところで、もう少しやりたいことが残ってるんじゃないかなとも思えます。
PHASE 3(あるといいな)はもっとすごくしてくれという期待感を込めて、今回は★ひとつ減らしました。
あ、前作でサマンサがなぜ(ヤケ気味だったとはいえ)レズなのに男とSEXに及んだかの謎も(取ってつけた感はありますが)ちゃんと説明されてますよ。お気に入りリストは登録されていません。参加しているグループが見つかりませんでした。lforest_0313さんのお気に入りレビュアー
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