現実と幻想の区別がつかなくなる病に冒されていたジョン・ナッシュ。彼が頭の中で経験した実(?)体験を見事に映像化しています。
現実と思っていた出来事が、実は幻想でしかなかった事に気づき苦悩するナッシュ。何が幻想で、何が現実なのか？？映画を観ている側の僕ら観客も、彼と共に現実と幻想の入り交じった世界を疑似体験していきます。

苦悩するナッシュを演じるのはラッセル・クロウ。他作品での彼の姿からは想像もつかない気弱な男。「グラディエーター」と「ビューティフル・マインド」。この両極端な作品をそれぞれ完璧に演じきってしまう彼の才能には、ただひたすら感服するばかりです。

波瀾万丈の前半部から、立ち直ろうとする姿を描いた後半部。それらを全て踏まえた上で迎える感動的なエンディング。全ての映画ファンに観て欲しい。素直にそう感じれる最高の作品だと思います＾＾

Twinsファン向けのお気楽お馬鹿コメディ。
シリアスなシーンは皆無に等しく、最初から最後までパロディー満載の笑える作品となっています。
酔拳＆蛇拳のパロディーシーンはかなり細かい部分までそっくりに真似ており、ジャッキーファンの方にも観て頂きたいかもｗ

前作とは一転して、（香港アクション映画ではありがちな）太古の都市を舞台としたファンタジー色が強い作品に仕上がってます。
作品の質としては残念ながらかなり劣化。Twinsのアクションに関しても、前作の身体を張った演技は観られずSFXに頼ったものになっています。
作品単体としてはそれなりに面白く、最後まで飽きずに観ることは出来るのですが、「ツインズ・エフェクト」の続編を謳った作品としては正直落第点でしょう＾＾；

アナザーストーリー的だった?を挟み、本作は?の正式な続編にあたります。後日談の域を脱せなかった感はありますが、シリーズ完結編を飾るに相応しいクオリティの高さは十分保たれているかなと。
ストーリー的には回想シーンが随所に見られるため、多少わかりにい部分があると思います。特に前半部分においてその傾向が顕著であるため、物語に入り込むのに若干戸惑ってしまいました。もし出来るのならば?→?と連続して観賞した方がいいのかも＾＾；

そんな多少の不満点こそあるものの、観終わった後に「かっこいい！」と素直に思える。そんな素晴らしい作品であることは間違いありません。名シリーズがどのように完結するのか。是非味わってください＾＾