いろいろなジャンルの作品で活躍されてきた正統派二枚目スターの近藤さんですが、黒猫の場合は、例によって、特に時代劇俳優としての近藤さんに注目してきました。NHK大河ドラマでは「国盗り物語」で明智光秀を、「黄金の日日」で石田三成を魅力的な人物として演じ、近年は、「龍馬伝」の憎まれ役とも言える山内容堂役で大いに存在感を示しました。昨年の大河ドラマ「真田丸」における本多正信役での演技も好評を博しました。また、カルト時代劇として名高い、あの懐かしい「斬り抜ける」の楢井俊平もぴったりの役柄であったと言えるでしょう。